”その仕事、ヤメない?”運営者のSEIYAと申します!
現在社宅や寮にお住まいの方の中にも退職代行の利用を検討している方はいらっしゃると思いますが、様々な疑問が思い浮かぶのではないでしょうか!
今回はそんな疑問を解消するべく───
- 社宅や寮に住んでいても退職代行は利用できる?
- 立ち会いは必要?
- 社宅や寮に住んでいる時に退職代行を利用するデメリット
…等についてご説明していきますので、気になる方は是非ご覧ください!
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社宅や寮に住んでいても退職代行は利用できる?
まずこの疑問が思い浮かぶ方もいらっしゃったかと思いますが、社宅や寮に住んでいても退職代行を利用することは可能です。
社宅や寮に住んでいることが退職代行を利用できない条件になるなんてことはあり得ませんからご安心ください!
いつまでに退去・退寮して引っ越しをしなければいけないのか
こちらに関してですが、基本的には───
退職日=退去・退寮日
…と思っていただいて結構ですが、社内規定等に記載がある場合はそちらが適用されますので、必ず確認しておくべきです。
仮に”退職日=退去日”だった場合、会社へ連絡がいって辞めることが決まってから退職日までの期間が短いとあまり余裕がなく、かなり大変だと思います。
社宅や寮にお住いの方はこういったことも踏まえた上で退職代行を利用し、退職日を決めるのが望ましいですよ!
有給が残っている場合はしっかり消化することで、かなり余裕が生まれます。
有給が残っていなくても欠勤中に色々と進めることはできるので、社宅や寮にお住まいの方は退職日までの期間をある程度空けるか、事前にそれなりの準備をしておくことをおすすめします。
また、会社所有の社宅や寮にご自身で家賃を払っている場合は少し違っていて、基本的には少なくとも半年間は退去・退寮しなくても問題ありません。
借地借家法という法律が適用されることになり、この法が適用されると正当な理由がない場合は強制退去を言い渡せず、正当な理由があっても6ヵ月前には解約予告をしなければならないと決まっているのです。
退職後もそのまま社宅や寮に住み続けることはできる?
「退職後も今住んでいる社宅や寮に住み続けたい」と考える方もいらっしゃるかもしれません。
そちらについて簡単にまとめると以下の通りです。
- 社有社宅・寮→住み続けることはほぼ不可能
- 借り上げ社宅→交渉次第では住み続けられるが、デメリットもある
1つ1つご説明していきます。
社有社宅や寮に住み続けることはほぼ不可能
まず、社有社宅や寮の場合は住み続けられる可能性はほとんどないと思っていいです。
社有社宅や寮は会社が所有している建物であるため、退職すると居住対象者ではなくなりますから、住み続けることはできないと考えていいと思います。
先ほどご紹介したようにご自身で家賃を払っているのであれば話は別ですが、そうでない場合は住み続けられる望みはほとんどないと思って行動しておきましょうね。
借り上げ社宅なら交渉次第で住み続けられる可能性はある
借り上げ社宅とは、法人が賃貸契約した物件を従業員に貸し出す制度です。法人が物件探しを行う場合もあれば、従業員が物件を指定し、法人が契約等を行うこともあります。家賃は法人と従業員双方が支払うのが基本です。
引用元:https://www.freee.co.jp
上記が借り上げ社宅についての説明になりますが、社有社宅や寮と大きく違うのは”会社がその物件のオーナーと契約している”という点です。
社有社宅の場合は会社自体が所有しているので全ての権利が会社にありますが、借り上げ社宅の所有者は他にいるため、会社に権利はありません。
そのため、交渉次第では新しく個人で契約し直し、住み続けることが可能になる場合もあるんです。
しかし、借り上げ社宅の物件には同じ職場の人が住んでいる可能性も高く───
- 建物内で鉢合わせて気まずい
- 退職を引き留めに来る可能性がある
…といったデメリットもありますので、こういったことも含めて熟考することをおすすめ致します。
追い出されることはある?
退職が決まると社宅や寮をすぐに追い出されないとも限りません。
あくまでも社内規定で決まっていることですので、そちらに従わなければいけませんが、大体の企業では退職日までに退去すれば問題ないということが多いです。
退職日を過ぎても退去していなければ追い出されてしまう可能性はありますが、しっかり期日を守っていれば追い出されるようなことはないと思います。
借り上げ社宅の場合、違約金を求められることはあるのか
退職によって借り上げ社宅を契約期間中に退去すると違約金が発生する場合がありますが、この支払いを求められる可能性は0ではありません。
というのも、借り上げ社宅の違約金は誰が支払うか定められていないため、社宅管理規定によって決まるのが普通ですから、その規定次第では支払いを求められる可能性があります。
また、自己都合退職の場合も求められる可能性はありますが、基本的に退職代行を利用すると自己都合退職になることが多いので、その点も頭に入れておいてください。
会社都合で退職することになった場合は、会社が支払うのが一般的です。
また違約金の金額ですが、相場は家賃の1~2ヵ月分とされており、もちろん家賃にもよりますが、それなりの額になる可能性は否めませんね。
だからと言ってその仕事を辞めないというのも違うのかなと思いますから、致し方ない出費と考える方がご自身のためにもなるでしょう。
また、違約金は必ず発生するわけではありませんから、その辺りの基準もご自身で確認しておいてくださいね。
立ち会いは必要?
ここまでいくつかの疑問について触れてきましたが、退去時の立ち会いについて気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
結論から申し上げますと、社宅や寮の退去時の立ち会いは任意とされているので、必ずしも立ち会わなければいけないわけではありません。
あくまでも立ち会いは任意だがデメリットもある
確かに立ち会いは任意ではありますが、立ち会わない分デメリットもあります。
そもそも立ち会いの目的は退去後の修繕費を誰がいくら支払うか決めることです。
つまり───
立ち会わない=修繕費の計算を会社に全て任せ、一切の文句を言わない
…という意思表示になりますので、ここで想定外の金額を提案されてもそれに従うことしかできなくなりますから、修繕費等の相談をしたい場合はどんなに会社の人に会いたくなくても立ち会うようにしてくださいね。
立ち会う場合は誰かと一緒が望ましい
とは言え、仮に立ち会うことを決断したとしても1人だととても心細いと思いますから、誰かに同行してもらうと安心です。
誰かに同行してもらうと心強いだけでなく───
- 会社の人に心無いことを言われる
- 退職を引き留められる
…といった事態も避けることができます。
家族や親しい友人等、ご自身が一緒にいて安心する方に声をかけて同行を依頼してみるといいですよ。
退職代行の方に同行してもらうのは難しい
しかし、中には”退職代行を利用したことを家族や友人に知られたくない”という方もいらっしゃるかと思いますが、残念ながら退職代行の方に立ち会いの同行をしてもらうのは難しいです。
もちろん相談してみる価値はあると思いますが、承諾してもらえる可能性は低いと思ってダメ元で依頼してみてください。
基本的には難しいと思いますので、そうなればもう覚悟を決めるしかないかなと思います。
社宅や寮に住んでいる時に退職代行を利用するデメリット
では最後に社宅や寮に住んでいる時に退職代行を利用するデメリットをご紹介して終わりたいと思います。
決して社宅や寮にお住まいだからといって、退職代行を利用することが何も悪いことではありませんが、以下のようなことも考えながら利用を検討してほしいなと思います!
費用がかさばる
まずはシンプルに費用がかさばるというデメリットがあります。
退職代行を利用するだけでも費用がかかりますが、社宅や寮に住んでいると───
- 退去時の修繕費
- 新居に入居する際の初期費用
- 引っ越し代
…等も重なってきますし、時期によって代金も上下しますから、それなりの費用がかかって生活に影響してしまう可能性もあります。
またこれに加え、場合によっては違約金を支払うことになったり、借り上げ社宅に引き続き住み続けるなら家賃の全額を自分で支払うことになる可能性もあるわけですから、色々と考えておく必要がありますね。
利用できる退職代行が限られてくる
利用できる退職代行が限られてくるという点にも注意が必要です。
当記事前半の方で、”退職日=退去日だからそれまでに引っ越せば大丈夫”といったことをお伝えしましたが、実は退去日に関しては交渉が必要になる場合があります。
また、有給消化についても同様ですので、利用する退職代行の運営元は労働組合か弁護士が基本です。
また、万が一トラブルが起きた際には弁護士しか対処してくれませんが、不測の事態が起きないとも言えないため、社宅や寮にお住いの方は弁護士に依頼するのが最も安心です。
ただし、弁護士に依頼するとそれなりに費用がかかりますので、その辺りもご注意くださいね。
やることが増えて忙しくなる
やることが増えてとても忙しくなってしまうことも考えられます。
退職代行に関することだけでも色々と行わなければいけませんが、それに加えて───
- 住んでいた部屋の清掃
- 新居探し
- 引っ越し業者探し&引っ越し
…等を短期間で行わなくてはいけなくなる可能性もあるため、多忙を極めるかもしれません。
新居探しや引っ越し業者探しは退職代行を利用する前からでもできるはずですから、これらをある程度先に進めておくことで、少しはご自身が楽になると思います!
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まとめ
いかがでしたでしょうか!
退職代行|社宅や寮の退去時は立ち会わないとデメリットがあると題しまして───
- 社宅や寮に住んでいても退職代行は利用できる?
- 立ち会いは必要?
- 社宅や寮に住んでいる時に退職代行を利用するデメリット
…等についてご説明してきましたが、まとめると以下のようになります。
・社宅や寮に住んでいても退職代行は問題なく利用できる。その他疑問点の回答は以下の通り。
①基本的には退職日=退去日
②-1 社有社宅や寮の場合は住み続けることはほぼ不可能
②-2 借り上げ社宅なら住み続けられる可能性はあるが、デメリットあり
③社内規定によるが、すぐに追い出されることはあまりない
④違約金の支払いを求められる可能性はある
・退去時の立ち会いは任意。しかし、立ち会わないとデメリットもあるのでしっかり考えるべき。
・社宅や寮に住んでいる時に退職代行を利用するデメリットは以下3つ
①費用がかさばる
②利用できる退職代行が限られる
③やることが増えて忙しくなる
最後までご覧いただきありがとうございました!