一昨日
下関市中央倫理法人会で
講和の機会を頂きました
年内最後の
モーニングセミナー
県内でも数多くの歴史の
転換期となった場所
下関での講和となり
気合も入りました
内容は、いつもと同じ
健康経営ですが
優良法人の認定を受けることが
ゴールではなく
健康な職場の雰囲気が
会社の数値を変化させていく
そのことをお伝えさせて
頂きました
1.前職時代に見た従業員が辞めていく本当の理由
健康・人間関係・お金が
人の悩みのベスト3です
以前の職場の退職理由の
ダントツ1位は
「人間関係」でした
退職届には一身上の
理由によりとありますが
その8割は実は人間関係で
見えない理由の
ダントツだったのです
そんな意味でも、社内の
コミュニケーションを
いかに良好にするか?が
健康経営の肝になると
考えます
人が辞めない為にも
人間関係
コミュニケーションは
大事になってくるのです
2.優良法人の数が増えれば、健全な会社は増えるのでしょうか?
健康経営の一つのゴールは
財務諸表の健全化です
会社の売上利益を
上げるには
厳しくノルマを
課せたりで
上げることも
できるのでしょうが
それだとメンタルが
折れます
何故、今健康経営なのか?
といえばこれは深刻な
人手不足です
一人が一人分の活躍ではなく
1.2倍、1.5倍できれば2倍の
生産性を上げれれば
従業員が10人から8人に
減っても生産性は
下がらないこととなります
〇10人×1人前
=10人分の生産性
〇9人×1.2人前
=11人分の生産性
〇8人×1.5人前
=12人分の生産性
人数が減っても一人一人が
一人前以上の活躍を
してくれれば
人手不足は補えることと
なります
しかしその一方で
朝食を摂らない
睡眠不足
風邪をひきやすいなど
生活習慣からくる
コンディションの悪さは
生産性を下げています
そしてさらに
職場の雰囲気が重っ苦しく
どこかで誰かが人の陰口を
言っているような
そんな陰湿な職場なら
間違いなく各々の
パフォーマンスは
落ちてしまいます
〇10人×0.9人前
=9人分の生産性
〇10人×0.8人前
=8人分の生産性
生産性が下がる
原因として
今の健康経営で言っている
生活習慣の乱れ
(食事や運動不足からくる場合)
その一方で職場の雰囲気
コミュニケーションの気薄さ
これらが生産性を下げる
場合もあります
3.本当に配慮しなければいけないのは、カラダの健康以上に心の健康
間違いありません
HbA1CやɤGDPや
コレステロール値など
健康診断の数値も
大事でしょうけど
目に見えない
数値化できないモノ
いわゆる職場の雰囲気は
大事です
例えば
「元気 やる気、活気」に
満ちた職場であれば
間違いなく生産性は
上がるでしょう
4.目に見えるカラダの健康と目に見えない心の健康、どちらが先か?
目に見えない数値化できない
職場の雰囲気を改善できれば
生産性は上がり
そして目に見える部分である
売上や利益が上がることで
財務諸表の健全化へ
繋がります
しかし優良法人認定を
先に取ったからといって
また従業員に検診を
受けさせたり
運動の機会を与えたりして
目に見える部分を整えれば
目に見えない数値化できない
職場の雰囲気は改善できるか
どうか?といえば
できないとは
言わないまでも
難しいと言えます
まずは、目に見えない部分
(心の健康)への配慮が
あって
次に目に見える部分と
なります
例えば旅行するにも
ハワイと沖縄同時に両方へ
行けないように
まずはどちらか先
(国内旅行が先でその後海外へ)
となるわけです
5.では、目に見えない部分の改善をする為には?
ミラー現象が
分かりやすいです
鏡の自分は、自分が笑わない
限りは鏡に映った自分は
笑いません
人間には
ミラーニューロンという
細胞があり
赤ちゃんがほほ笑むのも
親が笑うからそれに赤ちゃんの
ミラーニューロンが反応し
ほほ笑むという訳です
つまり、職場を雰囲気を
よくするにはトップが
リーダーが明るく、元気と
やる気で満ちていないと
従業員は明るく活気に
満ちてこない
という訳です
ウソでもいいのです
最初は「つくり笑顔や
空(から)元気」で
充分なのです
6.上がり目と下がり目
これは私が尊敬する方から
教えてもらった言葉です
この方は、23歳の時から
コンサルとしていろんな
社長と交わってこられ
経営者には2つのタイプが
あるという結論に
至ったそうです
まず1つ目は一時凄くっても
その後ダメになった社長を
「下がり目」と定義します
その一方今は未だ全然だけど
徐々にだんだんと
もしくは何かのキッカケで
グゥーと上がっていく社長を
「上がり目」と呼びます
つまり、この2つのタイプに
分かれるそうです
そしてそのキーワードは
「永続的であるか?どうか?」
です。
もっと言うと軸が「今」の
下がり目社長は
今どうであるか?
今どう見られているか?に
おもきがあり
すぐ実を取ろうとする
そうです
しかし
軸が「未来」の
上がり目社長は
目に見えないところに
価値を置き
根っこを張ることに
おもきがおかれるから
今どう見られてようが
関係ないということなのです
7.目に見えない心の勉強をする経営者の集まり
それが倫理法人会です
手前みそのようですが
ホントのことです
例えばセミナーでも
集客の仕方
売り上げの上げ方
管理会計とは?など
ほぼ「やり方」ばかり
一方、そのやり方に対し
在り方
つまり心の在り方
気持ちの持ち方を学ぶ会は
私の知る限り宗教か
倫理法人会しかありません
なぜなら、どんな立派な家も
基礎の弱い場所では立ちません
同じように
ウニ・ホタテ・イクラなど
具が素晴らしい海鮮ラーメンも
ダシが利いてなければ
美味しくないように
健康経営もまたしかりです
それは、 優良法人をとった
会社が素晴らしのでなく
従業員の心に配慮し
トップ自らの心の在り方を学び
心の健康経営
(目に見えない根っこに
水をやり育てる)
このことがまず大きな土台に
なることは間違いありません。
倫理で言う「喜働(きどう)」
喜んで働くことこそが
健康経営には大切な訳です
その為には、トップが
どんな時でも
「作り笑いとカラ元気」
これで職場の雰囲気を
創っていくべきです
倫理法人会の素晴らしい諸先輩方に囲まれて