海外の温泉事情とこれからの雙津(そうづ)峡温泉の目指すもの

世界的に見ても、温泉地の数が圧倒的に多い日本。


その数は、温泉地が約3,100箇所、源泉の数は約27,000本と世界第二位のイタリアの10倍の温泉地を誇るのが、わが国日本です。


(但し、海外では日本のように掘削して、温泉をポンプアップして引き上げている場合は温泉とみなさない場合も多いので、その数を一概に比べる訳には行きませんが、それにしても温泉の数が多いことは確かです。)

本日は、サラッと海外の温泉についてお伝えさせて頂き、我が雙津(そうづ)峡温泉が、インバウンドの対応を含めながら、これから目指すものをお伝え致します。

1.海外、特にドイツ、イタリア、フランスの温泉事情

日本のように裸で入る文化はなく、スパを中心とした水着での入浴が主体です。

さらに歴史上14世紀~16世紀にかけ、公衆浴場で梅毒が流行った経緯から、入浴よりも飲泉(温泉水を飲む)の方が、日本よりも盛んです。

また、タラソテテラピーに代表される海にミネラル成分を使った海洋療法も盛んです。
加えて、ファンゴと呼ばれてますが、泥を塗ったり、パックをしたりと美容に取り入れているのも特徴です。

2.雙津峡温泉のこれからの取組み

海外の方も5年、10年前に比べれば増えました。
日本とは文化の違いもありますが、その一つが入れ墨、いわゆるタトゥーがあげられます。

これについては、錦パレスも日帰り温泉の元湯・憩の家もお断りはしてません。

日本の温泉文化を知ってもらえれば、それで充分なのです。

また、シャワーで済ます海外の方には、湯船(バスタブ)につかる習慣は少ないのですが、半身浴や全身浴など負担なく入浴してもらい、健康増進に役立て頂きたいものです。

さて
海外の方のタトゥーや裸で入る文化の違いがまずありますが、日本でも皮膚病や乳がんで乳房を切除した人など、どうしても人目を気にして裸で入ったりすることに抵抗がある場合があります。

当館の泉質はラジウム温泉(弱放射能泉)です。
温泉の成分は、肌からも吸収されますが、ラジウムの最大の特徴は「吸飲」です。

例えば、浴槽のフチに座り、入浴せずとも温泉の蒸気を吸っているだけでもその効果はあります。

ということは、温泉の湯気を吸うだけなら特に服を脱ぐ必要や、入浴しなくてもその効果は体感できるということです。

もともと入浴のみの温泉だったのを2012年に飲泉所をつくり、温泉水を飲む提案をしてきました。
そしてこれからは、温泉の湯気(蒸気)を吸うという新しい健康増進を海外の方をはじめ、国内の温泉の良さをわかっていながらも人目が気になり裸で入ることに抵抗がある方に温泉の良さを体感して頂く機会を増やしたいものです。

今週の一冊「嫌われる勇気(アドラー心理学)」より

先々週から、一週間に3冊を自身に課せて読書をしてます。

読書習慣がない自分にとっては、最初は苦痛で今でも少し抵抗はありましたが、なんとかクリアできるようになってきました。

ただ読んでいるだけでなくインプットそしてアウトプットということで、そして又読書の秋でもあります。

一週間で読んだ3冊の本の中より印象に残った1冊のご紹介と所感をお伝えさせて頂きます。

1.注目される心理学のトラウマを否定し、原因論から目的論を唱えてます

心理学の三大巨頭といわれるその一人「アルフレッド・アドラー」
その教えを哲人と青年の会話で内容を説いていってます。

青年が哲人の話に異論を唱えると、それをアドラーの教えで諭(さと)していくという流れです。

ミリオンベストセラーなので、今さらながらその詳細を語るまでもありませんが、読んでいてまず衝撃だったのが「過去があって現在があるという原因論でなく、未来にこうありたいという気持ちがあるから、今の自分の言動がある」と言ってます。

うぅ・・・ 何のこと??となってしまいます。
心理学は難しい・・・となってしまいますが、この本の面白いところは哲人と青年の問答で進められていることです。

青年は「いじめにあった引きこもりの少女」を例をあげます。
それは、過去にいじめられたので学校や外にでれば、またいじめられるという過去の経験がトラウマとなって外出できないのだ、だから過去が現在に影響をおよぼすのだと。

しかし哲人は全く違った解釈を伝えます。
それは外出しないで家にこもっていれば、親や学校の先生は心配をしてくれるが、いったん家の外の出てしまえば誰も自分のことを心配、つまり注目してくれなくなる状況(未来)があるので、だからその少女は引きこもっているのだと青年に伝えます。

つまり未来があっての現在の言動があるというのが目的論となります。

2.すべての人間の悩みは対人関係にある

なるほど!とわかるような気がします。

が、これをアドラー心理学では「課題の分離」「承認要求」と言ってます
それがどういうことか?をまた青年と哲人の会話で始まります。

青年は言います。
「自分はいい学校に入りたい」と。

しかし哲人は「それは何故か?」を問います。

青年は「いい学校に入って親を安心させたい」と
何故なら、小さい頃から親に「いい大学に行って、いい仕事に就きなさい」といわれてきたのでと答えてます。

ここで、勉強するのは子供(青年)自身の問題(課題)ですが、その勉強するという課題に親が「勉強しなさい」と介入していることがそもそもの問題だと哲人は言います。

勉強しなくても困るのは本人(青年)自身であり、親はそのことで困らない。
さらに青年は、いい学校に入り親を安心させたいということは、親の期待に応え「自分は頑張った」そして親に「よくやったね」と承認してもらいたい承認要求の為に勉強をする。

つまり親の為に勉強する時点で、自分の人生ではなく他人の人生を歩んでいるのだと青年に説きます。

このような他人の人生を生きるような生き方をしている人が、自分の思うような生き方ができずに悩むということで自分と他人との課題をきちん分けれないことに問題が発生し、双方がそれぞれの課題に介入し無いよう伝えてます。

3.人生における幸福とは他者貢献であり、共同体感覚である

先ほどの承認要求と似て似ざるものかもしれませんが、人は他人の役に立った時自分の存在価値を感じ、幸福感を持てるといってます。

勉強して親の期待に応えることと似てるようですが、いい大学に入ることでは、他人を幸せにすることはできません。

それよりは、大学に入って最高府の学びを得て、それを自身の組織や地域、もっと言えば家族や自分自身に還元し、喜んでもらうことで幸せを感じることができるということです。

承認は認められたい 貢献は信頼の上に成り立つと哲人は青年に説いていますが、大分長くなってきたので割愛いたします。

そして課題の分離からスタートして、人はすべて横の関係の「共同体感覚」が大事といってますが、ここは私、吉本なりの解釈でいうとチャップリンのモダンタイムを思い出しました次第です。

つまりあの映画は、文明社会において個人の尊厳が失われ、機械の一部の歯車となってしまうネガティブを喜劇で表現してました。

しかし、この嫌われる勇気(アドラー心理学)では、その歯車になりなさい。
その歯車が一つでも欠ければ、機械(=世の中)は動かないという解釈です。

見方を変えるだけで自分の立ち位置や存在理由が見えてくることを教えてくれました。

もっとお伝えしたことも書かれていましたが、印象に残ったところをピックアップしてお伝えさせて頂きました。

また、来週に新しく読んだ一冊をご紹介したいと思います。

日本の温泉の歴史をひも解いてみる(その2:昭和~現在)

「その国の歴史を知ることで見えてくるものもある」ということで、かなり大きなお題ですが、本日は昭和に入ってからの温泉がどのように変化してきたのか?をサクッとお伝えさせて頂きます。

1.西洋医学が入ってきた後の温泉の変遷

明治になりベルツ博士が、群馬県の草津温泉を紹介し西洋医学だけでなく、古くからの温泉治療も、もっと取り入れるべきだということで国が動きはじめます。

旧帝国大学には温泉医学研究所や付属の温泉病院が併設され、温泉を医療に役立てようとした動きがでてきました。

2.昭和からの後退期

主要な国立大学には、温泉を医学的見地から研究していこうとする温泉医学研究所や温泉病院があり学府としての最高機関で温泉の研究がされてました。

しかしながら1990年を境に研究費の削減や大学の独立行政法人化が進むと温泉への研究は徐々に下火となります。

平成になり、研究機関として残っていた2つの大学(岡山大学と鹿児島大学)も市の病院への転換や縮小となり、唯一最後まで残っていた鹿児島大学霧島リハビリテーションセンター も閉院となり、単独で温泉を研究している機関はなくなりました。

3.温泉治療のこれからは?

学術の最高府での温泉研究は下火となりましたが、温泉がカラダに良いことは、誰もが認めるところです。

例えば、運動がカラダにいい、認知症予防には適しているとわかっていながらも、薬や医者に頼ってしまう現状があります。

もちろん、医療や薬はお金が発生しますから、ある意味ビジネスとしての側面もあります。また結果においても温泉や運動よりは薬や医療の方が早く表れます。

しかしながら、温泉は薬のように副作用はありませんし、睡眠と同様もっとも簡単な健康増進方法であり疾病予防や療養・治療にもつながります。

歴史は繰り返すと言われますが、また温泉療法が見直される時期が巡ってくるかもしれません。

ただこれだけはハッキリといえるのは、温泉が見直されるにはカラダの調子を整えるだけではなく、心の見えない分を整えられてこそ、その役割が見直されるはずです。

日本の温泉の歴史をひも解いてみる  (その1)

古きを訪ねて新しきを知る

新湯治(現代版湯治スタイル)といいながらも、やはり温泉の歴史は押さえておきたいものです。

本日は、そもそも温泉の歴史とはいつ頃より始まったのか?についてのお話です。

1.日本最古の温泉は、道後温泉となってます。(古事記より)

日本三古湯と呼ばれる、有馬温泉(兵庫県)、道後温泉(愛媛県)、南紀白浜温泉(和歌山県)の3つが日本書記や古事記に記載されてます。

ちなみにそれぞれの開湯は
712年 道後温泉(古事記に記載)
720年 有馬温泉(日本書記)
720年 白浜温泉( 〃  ) となってます。

その他、同じ中国地方では出雲の国風土記に記載のある玉造温泉(島根県)も古い歴史を持つようです。

2.奈良時代から室町時代まで

温泉の歴史の中で、その広がるきっかけとなったのが、奈良時代の仏教伝来です。

当時、お寺の僧侶が仏像をお湯で洗っており、そのお湯で住民に入浴を勧め、布教をした「施浴(せよく)」というのが、温浴が広まり始めです。

さらに、平安時代においては、僧侶の間で湯治が盛んになりました。

そして、室町時代においては、温泉地が遊興の場となり、湯治という側面だけでなく社交場的な役割もはたすようになってきました。

3.江戸時代から明治時代

江戸時代になると庶民の間に浸透していっただけでなく、温泉がカラダにいいということで、民間伝来の温泉効果を調べる為に、兵庫県城崎温泉に温泉の実験所ができ、より健康増進や疾病予防、また今で言う療養や保養に温泉が医学的に活用され始めた時です。

そして明治時代にはいり、文明開化の幕開けとともにベルツ博士が来日し、国も日本鉱泉誌を明治19年に編さんしました。

どんどん温泉が保養、医療、療養と幅広く使われ始めましたが、温泉での湯治文化に影を落とす事が海外から入ってくるわけです。

4.西洋医学の到来による湯治の衰退

ご存知のように、診断で病名をつけ薬を処方し回復を試みる西洋医学が入ってきてから、日本古来の温泉を使った療養(いわゆる湯治)は、衰退していきます。

一週間から一ヶ月の湯治期間に対し、飲めば即、その効果が表れる西洋医学との違いは明らかでした。

近代、湯治は衰退の道に、かたや西洋医学は、どんどん広まるキッカケとなった時代が明治時代です。

※ ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました。
書いていても思ったより長くなってしまいましたので、ここで区切らせて頂きます。

続きは明日、9月29日(日)のブログでお伝えさせて頂きます。

本日の学び「AIに負けないコミュニケーション術」

毎週木曜日は、倫理法人会のモーニングセミナーに出席してます。

本日の講和は、人間関係の問題をコーチングとコミュニケーション術を持って解決に導く、弘中里佳さんでした。

AIの出現により、自分達の仕事は職場はどのように変わり、そして時代に求められるものは何か?について、そしてスキルも教えて頂きました。

1.AI(人工知能)と人間の大きな違いとは

例えば計算をします

人間 間違えることがある
AI 間違えない 正解をみちびく

勝ち負けで言えば、AIに軍配があがります。

しかし、完璧なAIにも苦手なものがあります。

それは、人は時として相手を悲しませないよう又、がっかりさせないように嘘を言う場合もありますが、AIは嘘は言えません~すべて正解でなければいけないので。

そして
人間 未来を描ける 相手のモチベーションをあげることができる
AI 過去の状況から現在の判断はできるが、未来の予測はできない

つまり、コミュニケーションスキルと未来を描くことはAIには、できないということで、このAIにできないことが、これからの人間にもとめられるということです。

2.学校で教わったないコミュニケーションスキルはどのようにして、学べばよいのでしょうか?

今回、講和頂いた弘中さんは、まず相手を大きく4つのタイプに分け、その人、その人にあったコミュニケーションの取り方があるそうです。

まずは、4つのタイプですが

○活動的で、物事に寛容である
 ⇒iタイプ

○活動的であるが、物事に疑問を擁きやすい
 ⇒Dタイプ

○思慮深く、物事に寛容である
 ⇒Sタイプ

○活動的であるが、物事に疑問を擁きやすい
 ⇒Cタイプ


このどれかに当てはまるようです。
そして、タイプ別のコミュニケーションスキルですが

iタイプ:ほめ上手で楽しいことが好きでアイディアが豊かである。その一方では、計画性がない、単純作業が苦手な側面もあり

Dタイプ: 我が道を行くタイプなので、いろいろと言われるのがイヤであり、まわりくどいのを嫌うので単刀直入に話をすること が大事

Sタイプ:人間関係を重視。控え目だけど認められたい。このタイプでの注意は認められないとある日突然会社を辞める傾向がある。

Cタイプ:思いつきでの行動がなく、ミスが嫌な完璧主義。慎重であるがイレギュラーな事への対応力が弱いので、その場合はフォローが必要。


とタイプ別の傾向と対策でしたが、血液型占いではありませんが、やはり己を知り相手を知れば百戦危うからずで、相手を知ってのコミュニケーションはこれからは、より一層大事になってくると思います。



(ちなみに、私吉本は、Cタイプの客観的に物事をとらえ完璧主義に当てはまりました。)

早朝に運動する場合の危険について

秋分の日が過ぎて、日中の時間が短くなり、そして同時に夜明けも少しずつ遅くなります。

運動は楽しく、そして継続して続けて頂きたい訳ですが、これから先の季節、特に早朝時の運動で気おつけてもらいたい点をお話させて頂きます。

せっかくの運動習慣が、不良の事故につながらないよう、ぜひ一読頂ければと思います。

1.早朝時は基本、高血圧である

どんな人でも、早朝時は高血圧です。

よく、低血圧で朝が弱い・・・と聞く場合がありますが、それはカラダのバランスやリズムが崩れている状態です。

寝てる状態から、活動モードに切り替わる為、人間のカラダは起きる前に自分自身で血圧を上げていきます。
なので早朝時は、高血圧モードです。

2.早朝時、避けたい運動

高血圧の状態での運動はお勧めできません。

早朝時にできれば避けたい運動はゴルフです。

ゴルフが悪いというわけではありません。
早朝時のゴルフには、注意が必要ですと捉えて下さい。

もっとも、起きてスグにコースをまわる人はいませんが、血圧が高い早朝時にゴルフはさらにその血圧を上げてしまう要素があります。

それが
・ギャラリーが見てたり、OBをたたかないか?という不安
・前日、遅くまで仕事をし朝早く起きた為の睡眠不足状態
・接待の場合は、無意識に気をつかってしまう・・・

これらの要素が、早朝時にただでさえ高い血圧の状態をさらに引き上げてしまう訳です。

どうしても外的要因が血圧を引き上げてしまうので、平常心でいることは難しいでしょうが、 早朝のプレー時は 、深呼吸や呼吸を深くすることによって血圧の上昇を防ぐことはできます。

また、ゴルフ以外でも短距離走や重いものを上げたりなど、人と比べたりの競争や力んだりする運動はできれば避けたいものです。

3.どのような運動が早朝時にはいいのでしょうか?

早朝時に避けたいのは、瞬発系の運動(短距離走、ダッシュ、パワーリフティング)やゴルフのように極度に精神的な緊張を伴うものです。

ですのでお勧めは、その逆で持久力系であり、精神的にプレッシャーを受けないモノ、つまり競争を伴わないものがお勧めです。

例えば、ジョギングやウォーキング、テレビ体操やヨガなどです。

わかりやすく言えば「笑顔で会話ができるぐらい」の強度の運動をお勧めしますが、決してゴルフがダメだといっている訳ではありませんので悪しからず。

季節の変わり目と「はしり」「さかり」そして「名残り」について

台風も過ぎ去り、秋の日差しが戻ってきました。
昨日はちょうど秋分の日でもあり、これから少しずつ日が短くなっていきます。

さて、食欲の秋にちなんで、はしり、さかり、そして名残りについて、お話させて頂きます。

1.旬という言葉は、さかり(盛り)にあたります。

今が旬、という言葉はよく耳にしますが、食べ頃であるということです。

また、食べ物以外でも、調子に乗っている人や売れっ子の方などを例えて「今が旬なお笑い芸人」などとも表現され、食べ物だけではなく、注目されている人気が出てきた人にも使われてます。

2.旬以外のはしりや名残りはどうでしょうか?

食べ物であれば、旬なモノを好みますが、まず初物
いわゆるはしりですが、旬なモノに比べれば比較的高値で取引きされる場合があります。

例えば、初鰹(かつお)などわかりやすいです。
味や中身よりも縁起物であるがゆえ、その一面で、好まれる方は多いようです。

そして、名残りは旬が過ぎて、売れ残りのイメージがあるでしょうが、ちょっと待った!なのです。

何故なら、野菜にしろ果物にしろ、種の保存や増やしていくために栄養は、はしりモノや旬のモノよりも高い場合が多いのです。

川魚に鮎(あゆ)がいますが、この時期、産卵の為に川を下る鮎を「落ち鮎」といっています。
いわゆる「名残り鮎」です。

この落ち鮎で価値があるのは、子持ち鮎で甘露煮とかにされ重宝されます。

名残りは旬が過ぎたイメージですが、それなりに良いところも持っているということもお忘れなく。

3.旬ばかりでなく、はしりと名残りを味わってみましょう

食べ物でも早生(わせ)、晩生(おくて)とも表現されますが、やはり日本人であれば「はしり」「名残り」で食を感じたいところです。

最近は、飽食の時代と言われて久しいですが、旬なモノばかりにこだわらず、食べ物を大事に味わって食べてみるのもお勧めします。

薬の副作用とその使用法について

日頃、健康について情報発信している手前、特別な事がない限りは医者に行かないことをモットーとしている支配人の吉本です。

変な意地はっているなぁ~と思っている方もいらっしゃるでしょうが、行かないには行かないなりの理由があることも今回はお伝えさせて頂きます。

1.薬は読んで字のごとくリスク(副作用)がある

ここでは漢方は除く、いわゆるドラッグストアーやお医者さんで処方される薬についてのお話です。

我々、健康運動指導士は、研修や講習会で下記のようにな話をよく耳にしました。

1に運動、2に食事、かならず禁煙、最後は薬 (健康日本21より)

つまりは運動を取り入れた生活スタイルをつくり、バランスのよい食事を心がけ、タバコは百害あっても一利にもならないので健康づくりにおいては論外、そしてど~してもダメで難しいなら薬に頼りなさい という訳です。

ところが、逆の場合が多く、つまり熱がある、頭が痛い、カラダがだるい、膝が痛いなどあれば、ど~しても薬に頼り、すぐ医者に行き薬を処方してもらうと安心するという、確かに急性期にはそれもありですが、常に薬に頼るのはお勧めできません。

何故なら、薬をカタカナで書いて、逆から読んでみて下さい

クスリ  ⇔  リスク

つまり、薬には多かれ少なかれ副作用というリスクが伴うものだということを忘れないでください。

2.ドラッグストアーに行けば、薬の配置場所でそのリスクがわかります。

ご存知のように薬には、医薬品1類~3類、そして医薬部外品とわかれます。
もっとも薬剤師ではありませんが、みなさんもこのように分類されているのはご存知かと思います。

そしてドラッグストアーに行ってみれば、その分類により置かれている場所も異なります。

第一類医薬品 : カウンターの後ろか一般消費者では手が届かない場所
第二類医薬品 : カウンターから7M以内の場所
第三類医薬品 : 上記以外の場所 細かい指定はなし

第一類の医薬品は、薬剤師の説明を受けなければ処方(販売)されません。
つまり、それだけのリスクを伴うので、事前にきちんとした理解や承諾がなければならないということです。

次に、第二類の医薬品は7M以内と定められているのは、目の届く範囲とも言えるでしょう。

薬としての効果が高ければ高い程、リスクも高くなるというわけで、一例をあげれば抗がん剤がわかりやすいと思います。

その効果が強すぎる場合は、ガン細胞だけでなく、正常細胞にまで作用し、頭髪が抜けたりとその効果も高いがリスクも高いという訳です。

いいか?わるいか?というわけでなく副作用が伴うということを頭に入れておいて下さい。

3.何故、医者に行かないのか?薬を飲まないのか?

かくなる私も子供の頃から薬はよく飲んでいたと記憶してます。

しかし、薬ではなくあることをキッカケに、特別な事がない限りは薬を避けるようになりました。

それが、「トライアスロン大会で走れなくなった」ことからです。

当時、スイミングスクールで働いていた自分は、短い休憩時間の場合は、ほとんど菓子パンとマルチビタミンで済ますことが多かったのです。

そしてある日、神奈川県のトライアスロン大会(51.5キロ)に出た時、最後のランで走れなくなり、暑い夏の炎天下の午後にもかかわらず、寒気がして震えてきました。

今考えれば、それはエネルギーを燃やせなくなったハンガーノックによる震えとわかりますが、その件をキッカケにサプリもほとんど摂らなくなり、同時に薬も敬遠するようになりました。

4.薬の最大のリスクは自然治癒力を衰えさせること。

サプリも吸収しやすくつくってある以上、人のカラダは、サプリを常用すればするだけ、自然の野菜や肉から栄養を吸収する力は衰えます。

同様に
治す力が、人にはそれぞれ備わっているにも関わらず、その力(自然治癒力)が引き出される前に、薬で抑えたり緩和したりすると本来の治る力は衰えます。

苦しいのを我慢しろ!と言っているのではありません。

急性期には、薬も在りですが、薬を常用するといざという時に治る力が発揮されず、また薬に頼るということになってしまいます。

ですので、私は自分の治す力が衰えない様、薬の使用は極力控えてますが、大事なことは日頃から、生活習慣を整え、病気にならないよう心掛けることが大切だと感じております。

未病と予防について

健康については、アンテナが高いと自負している支配人の吉本です。
最近、たまに耳にする言葉に「未病」があります。

未病とは、どの状態を言って、そしてどのように改善していけばいいのでしょうか?

1.未病の定義

健康と病気の中間に位置するとイメージして頂ければわかりやすいと思います。

「未だ病気にあらず」とも言われます。

病気というほどでもないが、健康でもない状態を指しますが、病気に向かいつつある状態とも定義できます。

2.予防の立場から考える

道路の信号で言えば、黄色と青の中間ぐらいの定義でとなります。

例えば、風邪で37℃近く体温が上がれば、黄色信号。
38℃を越えれば赤信号となります。

カラダの症状で言えば「だるい 冷え性、やる気が出ない、むくみがある」など数値化しにくいのが特徴でもあるので、常に自分のカラダの状態を察知して、黄色信号にならないよう気おつけるべきです。

特に、医療機関にかかっても数値化しにくいので「どこも悪くありませんね」といわれてしまいます。

自分の感覚や周囲の判断により、早めに未病の状態を知るようにしましょう。

3.未病への対策

病気になる状況を未然に防ぐわけですが、ほおっておくと病気、そして重篤な病にもつながりかねません。

対策はいくつかありますが大きく2つ

○生活習慣の見直し

○心とカラダのバランスを整える

これらのことが大事になります。

また、昔からよく言われる
「病は気から」 「気で気を病む」など、心の状態が原因である場合もあります。

人が本来持っている自然治癒力をより引き出す為にも、運動、栄養、休養に重点を置き、心身の調和を図ることが大切です。

不安を解消する為の方法 その2

以前の9月11日のブログで不安を解消する為のマインドセットについて書きました。

私自身も、以前は考え込むと行動が減り、頭の思考が停止状態になったりしましたが、いろんな方法を試して大分と改善されました。

不安というものは、ただ考えているだけでは暴走するので、自分の中で不安になった時の対処方法を持っておくことをお勧め致します。

1.前回のまとめ 不安の解消法

前回の9月11日のブログを簡単にまとめます。

①動く (考えていても不安は広がるだけ。動くことで不安を解消できます)
②解釈をかえる(上には上もいるが、逆に世の中には大変な人もたくさんいる)
③選択肢はある(選択肢がない・・と思い込むと気持ちはさらにネガティブに)

これら3つが対処法でした。
詳しくは、9月11日のブログを時間があれば、ご参照ください。

2.不安解消法 その①笑う

簡単なことですが、なかなかできないのが現実ではないでしょうか?

例えば、不安なことを思い浮かべながら笑うと不安な事を頭に思い浮かべることが困難になります。

例えば「お金がない」「借金で首が回らない」などの言葉の後に言われるのが、「もう笑うしかないですょ」です。

これは、言い得てます。
私もこの「笑う」をよく実践しています。
簡単ですし、お金もかかりませんのでぜひ実践してみましょう。

3.不安解消法 その②上を見る

空を見上げる、天を仰ぐという表現とセットで使われますが、こちらもうまく言い得てます。

人は気持ちが落ち込むとうつむき気味になります。
「よぉ~し、やるぞ!!」となれば手は握りこぶし、そして目線は地面と水平状態から上方向にいくはずです。

つまり、この状況を先につくっていけば、気持ちや心の中がそうなるということなのです。

4.不安解消法 その③スキップ

こちらも、笑うと同様にやってみれば、わかります。
つまり、嬉しくなるとスキップをしたい気分にりますが、その逆で行動が先になれば気持ちは後から変わっていくという感じです。

5.まとめ

今回の不安解消法は

①笑う
②上を見る
③スキップ

と何か共通したものが見えてくるとおもいます。

それは、行動が先で気持ちや考え方が後からついてくるということです。
不安な時に頭を抱えて悩むよりは、笑いながら上を見上げてスキップすることによって、どんよりした気持ちは、より軽く明るくなっていくはずです。