2021年もあとわずか
今年一年を振り返るでは
ありませんけど
昨日の山口新聞のエッセーに
寄稿させて頂きました

2007年から今の仕事を
はじめ14年ほど経ちます
初心を振り返るいい機会を
頂きました
そのエッセーの内容を
本日のブログで
お伝え致します
1.前職時代から今
2007年4月に東京から
山口に戻り同年5月
そうづきょう温泉錦パレスで
仕事を始め今に至っています
前職はスポーツクラブ産業
スイミングやフィットネス
企業に出向いて運動指導など
健康増進に携わっていました

山口に戻り同じ
サービス業とはいっても
今は飲食・宿泊業です
はじめた当初はマニュアルが
あるでもなく
まさに見よう見まね
温泉旅館のテレビドラマを
見ては作法をおぼえ
他の宿泊施設に泊まって何枚
何十枚と参考となるところは
写真におさめ
経験のない部分には
いつも負い目を感じながら
何とかカバーしようと焦って
いたのを思い出します
そして他の支配人たちに
追いつくには
自分が長年携わってきた
健康増進の分野だろうと
いうことで翌年の2008年に
健康運動指導士いう資格を
取得しました
2.2足のわらじ
温泉宿の支配人として
いろいろと学ぶことは
あるものの
2008年は後期高齢者や
メタボリックという言葉に
注目が集まった年です

私は世の中の健康意識が
高まっているタイミングで
どうしても市民健康サロンを
始めたく山代健康大学という
健康をテーマに学ぶ気持ちが
あれば年齢にこだわらない
月1回の座学と運動指導
さらに食事と入浴を
セットにしたものを始めます
2018年の3月まで全115回
延べ人数1687名の方に
ご参加をいただきました
二足のワラジという言葉は
どちらも中途半端になる
たとえとして使われますが、
ワラジは2足履かないと
用を足さないのが持論です
つまり温泉宿泊業と健康増進
この2つの方向性は
車の両輪のようなものと
捉え今日までやっています

3.温泉の治癒力は?
よく温泉は
「恋の病以外の万病に効く」
などと言われます
明治時代になり西洋医学が
入り急速に温泉療法は
廃れていきますが、
人が持つ治癒力を活性化し、
薬と違い副作用などの
リスクがないことなど
良い面も持ち合わせています

先ほどの2足のワラジでは
ありませんけど温泉療法だけ、
もしくは現代医学だけの
どちらか片方だけではなく、
双方がうまく補完仕合って
人々の健康増進に寄与できる
そう思うのです
4.コロナ過において
未だ終息が見えない
新型コロナで様々な業種が
厳しい状況におかれました
我々飲食・宿泊業も
その打撃を受け、
いまだその影響は続きます

歌を忘れたカナリヤでは
ありませんが、
稼ぎ方を忘れた
支配人というか、
かつての売上が嘘のような
数字に見えることもあります
しかしながら私はあれだけ
大変な状況となった
新型コロナ
不思議と憎いとは
感じませんし、
むしろ
考える「きっかけ」を
もらったと捉えています
5.これから
「0歳から一生涯の
健康づくりに貢献する」
これは前職時代の会社の
理念です
私は今でもこの言葉は
自分の中に深く
刻みこまれています
健康というのは
失ってわかるとは言いますが、
失っては取り返しがつかない
場合もあるわけです

また運動などはそうですけど
継続しなければ効果がないと
言われます
しかし、私から言えば
楽しくないと
継続しないのです
楽しさを伝えることが
私の仕事
最近では運動と脳の関係が
かなり解明されてきてます
その一方
様々な情報があふれ
コロナ過で生活様式も変わり
メンタル不調を訴える人は
増える傾向にあります
それをケアするのが
温泉であり、医学であり、
運動・栄養・休養といった
健康の3要素や癒しなど、
これらが不調解決の一助に
なるはずです
私も人の一生涯の健康づくりに
貢献するには、まず自身が
健康で現役を貫かないと
いけません

その為にも毎日を楽しく、
自ら進んで面白きことが
なくても面白い生き方を
目指しやっております
6. 14年間を振り返って
未だ宿泊業の経験の浅さに
負い目を感じることは
頭の片隅に残ってます
しかしながら
健康増進や温浴での療養
温泉地で保養スタイルの提案
これらにはむしろ優っている
その自負がありと
やはり前職時代の延長で
今日まできたのかなぁ~
そのようにも感じます

そして15年目を
迎えるにあたり
今まで、このブログで
お伝えした
健康や温泉や脳トレ
静かな環境や清流
恵まれた自然環境など
いろいろとお伝えしました
しかし思えば
それらはすべて
関わる人が元気になって
欲しい
来た時よりも少しでも
英気を養い
心から
「泊まってよかった」
そう思ってもらう為の
温泉であり料理であり
自然環境であり
そして自身の知見なのです

最後は人とは
よく言いますが
14年目にして気づいた
大切な事
これからも関わり続ける人の
心とカラダの健康
健幸なのか建脳なのか
いずれにしても
関わり続けるには
少しでもプラスに
少しでも喜んで頂き
「よかった 」と
心から言っていただけるよう
学んで実践
気づいて改善
2022年から
続けていきます