運動前のウォーミング・アップと運動後のクール・ダウン。
スポーツをやられる方は、その重要性は今さらながら言うまでもないと思いますが、今日は一風変わったウォーミング・アップをご紹介いたします。

1.運動前のウォーミング・アップの目的
大きく2つです
・運動パフォーマンスの向上
・ケガの防止
まずは、身体を温め血液の循環を良くし筋肉の温度を高め、いつでも運動に適した状態をつくっておくことが一つ目です。
そして、筋肉の可動域を高め、とっさの状況にもカラダが対応できるようにすることがケガの防止にもつながります。

2.温泉(お風呂)をつかったウォーミングアップとクールダウン
運動後に温泉に入り、疲れをいやすことはよくあります。
例えば、山登りをされたお客さんが、足にたまった疲労(乳酸)を除去するため温泉に入り、血液の循環がよくなり、疲労(乳酸)が除去されます。
同じようにクールダウンを軽いジョギングや水泳ならゆっくり泳ぐ(流す)ことで、同じように疲労物質である乳酸を除去が可能です。
では
ウォーミングアップの場合、その目的は筋温(筋肉内の温度)を高めることであるなら、ストレッチやジョギング、一般的に呼ばれる準備運動ならばその目的ははたせます。
と同時に、筋温を高め血流を良くし心肺機能を高めるなら、同じようなことが温泉(入浴)でも可能です。
ですので、運動前のウォーミング・アップ
そして運動後のクールダウンを温泉入浴で代替えすることも可能なんです。

先日こられたお客さんで「ちょっと運動してから温泉に入ってもイイですか?」といわれ「どうぞ」とお伝えし、その方は縄跳び(ジャンプロープ)をしてから温泉へ向かわれました。
モチロンお風呂上りはスッキリした顔で帰られましたが、もし今度聞かれたら「先に入浴されてから運動されてもイイですょ」と提案してみたいと思っております。