10月になって、もう少し秋らしさが感じられてもいいのでしょうが、またまだ冷房が必要な状況はどうなんでしょうか??
さて
食欲の秋、読書の秋、そして行楽の秋
この時期に欠かせないのが温泉ですが、本日も又温泉の話です。
みなさんは、掛け流し温泉と聞かれたことはあるでしょうが、自噴泉(じふんせん)という言葉は如何でしょうか?
今日はこの自噴泉についてお伝えさせて頂きます。

1.海外では、この自噴泉のみを温泉と呼んでいます。
日本の温泉地の数3,100箇所、源泉数27,000本を誇る世界一の温泉国です。
そのなかでも、自然の力で地表へ湧出する温泉を自噴泉といい、その逆に掘削して動力やポンプで組み上げる温泉を動力泉といってます。
ここ数年、自噴泉は減少傾向にあるものの、動力泉は増えており、温泉が増えるのはイイことですが、温泉水はあるいみ地下水でもあります。
むやみやたらに掘削し組み上げると地下の水系にも影響をあたて、場合によっては地盤沈下も考えられます。
やはり、自然の恵が一番。
そして海外では、岩の割れ目や地表に蒸気や温水が噴き上げているような、いわゆる自噴泉のみを温泉と定義してます。
2.間欠泉との違い
絶えず噴き上げている、地表に温泉が湧き出ているのが自噴泉です。
それに対し、一定周期で水蒸気や熱湯を噴出するものを間欠泉といってます。
しかしながら、間欠泉というと日本で代表的なのは大分県別府の竜巻地獄や海外ではアメリカのイエローストーン国立公園が頭に浮かびます。
つまり、地上高く噴き上げる温泉を指していることの方が多いようです。
3.そうづ峡温泉は自噴泉です
当館の温泉の泉源は約1キロ近く離れた場所にあり、さらにそこから地下1,000㍍の場所にあります。
その総距離、合わすと2,000㍍です。
そして誇るべきは、その距離を一切のポンプなど動力を使用せずに、地下から吹き上がる勢いで温泉貯湯タンクに蓄えられます。
特に貯湯タンクは建物より高い位置にありますが、高低差などなんら問題もなく吹き上がる勢いだけで注がれます。
毎分120リットルの湧出量ですが、特筆するのはその数値化できない勢いなのです。
これだけの力をもった温泉なので、特に元湯・憩の家は「自噴泉でかつ源泉掛け流し」です。
温泉ファンや温泉名人をうならせるに値する活力を持った、まさに自然治癒力を呼び起こすに相応しい温泉なのです。
