朗らかな86歳のお爺ちゃん

先日、萩に行った時、以前当館に泊って頂いた方を訪ねてみました。

アポイントも無で、もしご不在のようなら、名刺を置いて帰ろうと思いましたが、運よく面会することができましたので、その時の話をさせて頂きます。

いつも朗らかで、明るい方で私自身もゆくゆくはあのような歳の取り方ができればと思わせる、ホントお会いしていても気持ちのイイ方なのです。

軽く挨拶をし、話をちょっとだけして失礼しようと思っていましたが「一緒に食事に行こう」とということになりました。
(余談ですが、この世代の方は、まず食事となるようです~ほぼ間違いなく)

食事をしながら、初めてお会いした時から気になっていたのは、何故こんなにいつも笑顔で朗らかでいられるのか?


ちょうどそのことを聞ける機会だと思い早速食事をしながら伺いました。

1.苦しかった現役時代

86歳のお爺ちゃんの経歴は、下関で生まれ高校を卒業されたら大阪の大手石油会社に就職されます。

大手は何もかもしっかりしてるというイメージがありますが、表と裏、清と濁をいうように人間関係をはじめ陽と陰の部分があります。(あるはずです)

お爺ちゃんも学歴がなく、ホント大変な思いをされ、また出世を邪魔したりなど人間の嫌な部分をたくさん見て定年の60歳を迎えられます。

そして考えられたそうです。


「このまま、人間不信と辛い思いしかないサラリーマン時代の過去の延長で、庭いじりなどの隠居生活に入って・・・自分の人生はこんなものかと思いたくはない!」と思い、本土を離れ南の島へ向かいます。

2.いやな人間関係を忘れられる石垣島

南国の人は、どの方もどの島の方も明るく接してくれ、そんな中でも石垣島の方は特によそから来たからなど一切関係ないく、島に入れば皆家族というような明るい雰囲気で、温かく迎え入れてくれたそうです。

この島こそが人生の楽園

そう思われ、石垣島へ移住することを決心されます。

3.誰かれともなく、わけ隔てなく話される人柄

当館のスタッフも言っていましたが、「接していてこちらも朗らかな気持ちになれる」と言っています。

普通は、サービスパーソンである我々がお客さん、訪れた方を朗らかにしなければいけない訳ですが、この86歳のお爺ちゃんは違いました。

そして話す中でわかったことは、ただ自分だけが明るいだけでなく周囲を朗らかにさせる人柄は、沖縄の石垣島時代に島で築かれたということです。

このお爺ちゃんは、萩の食堂の店員さん、駅前ホテルのスタッフ、駅員さん、すべてが自分の仲間や家族のように話しかけ、話しかけられた側も何一つ嫌な顔もせず、同じように明るく接せられてました。

今回、このお爺ちゃんとお会いでき、私も改めて「明るく」あることの大切さを知り、同時に自分自身が職場で明るくないと周囲を明るくすることはできないということを気づかされました。

言葉でなくその表情や雰囲気から、人生で大切な教えを86歳のお爺ちゃんから学びとることができました。


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