しばらく、地元の銘酒「金雀(きんすずめ)」についてお伝えすることがなくなっていました。
今や金雀(きんすずめ)は、手に入りにくいお酒として海外に出荷される程で引く手数多の人気のお酒に成長しました。
この岩国市錦町の至宝といってもいい地酒は知る人ぞ知るお酒から、山口の銘酒としての地位を確立しております。
自称「金雀の応援団長」を自負する私としては、久しく応援の必要はなさそうです。
さて
県は違えどお隣の広島県の北広島町の大朝で酒蔵が復興しました。
その名も福光酒造。
名前がイイです。
本日は、北広島町の大朝で復活した酒蔵のどぶろくのご紹介です。

1.どぶろく特区の北広島で復活した福光(ふくみつ)酒造
くどいようですけど名前がイイです。
この蔵は1933年に始まり3代目まで続きましたが、2006年をもって70年の歴史に一度幕を閉じました。
しかしながら、2015年に現4代目の福光寛泰杜氏が復興させた北広島、大朝町の造り酒屋です。
2.4代目福光寛泰とは
彼はもともと岩国市御庄(みしょう)にある村重酒蔵の蔵人でした。
当時、山口県の新酒の祭典では、彼がいつも舞台にあがるので、ずぅ~と彼のことを私は村重酒蔵の杜氏(蔵人のリーダー格の人間)だと思ってました。
そして地酒維新という祭典が東京の椿山荘であった時のことでした。
私は知り合いに村重酒蔵のブースで代表銘柄を紹介していた時です。
私「これがこの蔵の一押し、日下無双(くさかむそう)っていうお酒だょ」
福光「あのぉ~、これ「くさかむそう」じゃなくて「ひのしたむそう」っていうんですけど」と嫌そうな顔
私「あれ、アンタ杜氏の日下(ひのした)さん?」
福光「違いますょ! 私は副杜氏の福光です」
私「えぇ、だってアンタ、いつも山口新酒の祭典ではステージに上がってるじゃないですか?」
とこれが私と福光さんとの最初の出会いでした。

スキンヘッドで笑わないとチョッと怖い・・・
でも、人当たりはよく、そして繊細
ほんと律儀な人柄なので、性格的にも細かいので、繊細なお酒が生まれるのでしょう。
3.応援してください!どぶろく朝光を
彼は2015年に村重酒蔵を離れ、実家のある大朝町へ移りました。
酒造りといっても、しばらく休んでいた蔵を復興するにはそれなりの大変さもあったと察します。
また、彼は酒造りだけでなく米作りにも取り組みすべてを一人でやってきました。
そんな彼がこの度、プロジェクトを立ち上げました。
どぶろく朝光(あさひかり)応援プロジェクト(クラウドファンディングです)
ぜひ、多くの方にどぶろく朝光を味わって頂きたい!
繊細な味は女性でも楽しめるはずです。
彼の人柄と酒造りの先にある地域おこしは、我々も見習うべき多くがあります。
また応援したい酒と酒蔵が増えました。