季節の変わり目と「はしり」「さかり」そして「名残り」について

台風も過ぎ去り、秋の日差しが戻ってきました。
昨日はちょうど秋分の日でもあり、これから少しずつ日が短くなっていきます。

さて、食欲の秋にちなんで、はしり、さかり、そして名残りについて、お話させて頂きます。

1.旬という言葉は、さかり(盛り)にあたります。

今が旬、という言葉はよく耳にしますが、食べ頃であるということです。

また、食べ物以外でも、調子に乗っている人や売れっ子の方などを例えて「今が旬なお笑い芸人」などとも表現され、食べ物だけではなく、注目されている人気が出てきた人にも使われてます。

2.旬以外のはしりや名残りはどうでしょうか?

食べ物であれば、旬なモノを好みますが、まず初物
いわゆるはしりですが、旬なモノに比べれば比較的高値で取引きされる場合があります。

例えば、初鰹(かつお)などわかりやすいです。
味や中身よりも縁起物であるがゆえ、その一面で、好まれる方は多いようです。

そして、名残りは旬が過ぎて、売れ残りのイメージがあるでしょうが、ちょっと待った!なのです。

何故なら、野菜にしろ果物にしろ、種の保存や増やしていくために栄養は、はしりモノや旬のモノよりも高い場合が多いのです。

川魚に鮎(あゆ)がいますが、この時期、産卵の為に川を下る鮎を「落ち鮎」といっています。
いわゆる「名残り鮎」です。

この落ち鮎で価値があるのは、子持ち鮎で甘露煮とかにされ重宝されます。

名残りは旬が過ぎたイメージですが、それなりに良いところも持っているということもお忘れなく。

3.旬ばかりでなく、はしりと名残りを味わってみましょう

食べ物でも早生(わせ)、晩生(おくて)とも表現されますが、やはり日本人であれば「はしり」「名残り」で食を感じたいところです。

最近は、飽食の時代と言われて久しいですが、旬なモノばかりにこだわらず、食べ物を大事に味わって食べてみるのもお勧めします。

コメントは受け付けていません。