子孫の為に 美田を買わず思想を残す

偶感(ぐうかん)という言葉があります

ふと思い浮かんだ感想のことを言うそうです

私もこの度、特に3月からの数か月
いろんなことがありました。

そしてふと思い浮かぶ、いわゆる
私の偶感が

「子孫の為に美田を買わず」です

これは歴史上の偉人、西郷隆盛の残した
偶感です

【本文】
幾たびか辛酸を歴(へ)て 志始めて堅し
丈夫(じょうぶ)は玉砕するも 甎全(せんぜん)を愧(は)ず

吾が家の遺法 人知るや否や
児孫の為に 美田を買わず

☞幾たびかのつらい経験で志はかたまる
 立派な人というのは、玉となり
 砕け散っても

 瓦のように敷かれて生きるのを
 恥とすべき

 我が家の家訓は人が知っているか
 どうかは定かでないが、子孫の為に
 田畑など残さないという事である

この「子孫ために美田を」という言葉は
聞いたことがありました。

しかしながら前半部分は知らず
調べてみてなるほどだと感じるのです

一方、下記は吉田松陰先生の言葉

死して不朽の見込みあれば
いつでも死せよ

生きて大望の見込みあらば
いつまでも生きよ

これと相交わることと感じてます

西郷隆盛(南洲)の言葉は
詩吟をやられている経営者から
聞きました

その時は
子孫に美田を残さず、思想を残せ

このように記憶してます

言葉の違いは重要ではなく

その思い、何を言わんとしてるか?
その方が大事なわけです

思えば私も父から
「人の知恵だけは誰も持って行けない」

そんなことを聞いたことがあります

父は思想というよりも、多くの時間を
私に残してくれました

そのおかげで今の私があります

高杉晋作を敬愛する私には
西郷隆盛の存在は薄かったのですが

やはり偉人の言葉は刺さる
こういう時だけに心にしみわたります

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。