圧倒的に耐震強度の強いすぐれた建築物

当館も今年でちょうど40年目を迎えます。

まだ半世紀は経ちませんが、オープンした年の翌年の1981年に、今までの瓦(かわら)の在り方にとらわれず、自由なアイディアで瓦を使った建築物におくられる甍(いらか)賞を頂きました。

それから40年近くたった今、建物自体も非常に耐震強度の高い建築物であることがこの度わかりましたのでお伝えさせて頂きます。

1.ラーメン構造と壁構造

当館は、以前に建築の詳しいお客様から「すぐれた壁構造だね」と言われたことがあります。

建物の構造には、2種類ある中で、当館は壁構造。
そしてそれに対してもう一つはラーメン構造。

簡単に特徴をお伝えすれば

[壁構造]
・防音・断熱性が高い
・建物自体は強固。耐震強度が高い
・室内に梁など凹凸がないのでスッキリしている

[ラーメン構造]
・部屋のリノベーションなどに適している
・壁が薄いので部屋数を多くとれる
・高層建築が可能(壁構造は5階まで)

当館はよくお客さんに「静かですね」と言われるもの、隣の音が気にならない壁構造であるからだと思います。

2.驚くべき当館の耐震強度

40年前、当時あまりにも奇抜な建物だったので、オープン前に早稲田大学の建築課を呼んで耐震強度を調べてもらったら震度6までは大丈夫であるとの話を聞いたことがあります。

この度、1981年5月以前の建築物には耐震診断が義務づけられていたので、その結果を聞いて改めてその強度に我々だけでなく耐震強度テストを行った建築事務所の方も驚かれてました。

建築での強度を示す単位は、kgでなくN(ニュートン)と呼びます。
あの万有引力の法則のニュートンからだそうです。

そして学校などが比較的、耐震基準を高く造るのですが、その強度が21~24N(ニュートン)だそうです。

しかし、当館の強度は、そのはるかに上回る、弱い箇所でも38N(ニュートン)。
強いところでは42Nという結果が出ました。

設計された建築家が優れた作品(建物)が、地震などで崩れ去ることなく後世まで残そうとした思いが感じられます。

3.すぎれた建築物で思い出される東京ディズニーランド

必要以上に耐震強度を高めてある当館ですが、すぐれた建築物を後世までで思い出したことがあります。

前職時代、出向していた東京ディズニーランドがそうなのです。

あまり知られてないことですが、東京ディズニーランドは、外の駐車場で囲まれたパーク(アトラクションがある場所)は、一枚の巨大な鉄板の上に建てられてます。

なぜ




答えは埋め立て地に建てられたディズニーランドは、震災時の地盤が液状化現象になった場合でも、建物が凸凹に沈下することなく、その形が崩れることなく緩やかに沈むよう建築されたのです。

まさに見てくれだけでなく、見えないところにも建築家の思いが込められているのです。

我々も、この40年を機に、すぐれた建築物を後世まで残して行けるよう、45年目、そして50年目と関わってまいります。


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