今週の一冊「パンダ先生の心理学図鑑」 

今回の本は、220ページながら、結構読むのに時間がかかりました。
難しいという訳でなく、むしろイラストや図などふんだんに使ってありわかりやすかったです。

では、220ページを読み終わるのに5日間もかかったのか?と言えば、熟読したからです。

心理学は面白く、そして深い

大学で学ばなくても、難しい活字を追わなくても、この本一冊を熟読すれば、目に見える人の行動、言動が手に取るようにわかってくるようです。

あまりにも多岐にわたる内容だったので、記憶に残った、そして日頃は無意識にとってしまう行動などを5つの心理学のカテゴリーからお伝えします。

1.社会心理学

日本人の判官びいきと言う言葉は、「アンダードック効果」といい負けた側に感情移入してしまうことを言います。

さらに、私が水泳コーチ時代に大先輩がよく言っていた「ピグマリオン効果」その意味もわかり、そう思えばそうなるの典型だと言えます。

また直接褒めるよりは、間接的に人づてに褒める方法を「ウィンザー効果」といいといい、これは小説のウィンザー伯爵夫人の人は第三者から褒められると効果があるというのが由来です。

2.性格心理学

他人のことも、そして自分のこともわかっているようでわかってないのを心理学というロジックでわかりやすく伝えている章です。

「投影法」は、自分の性格や自身のミッション(使命)などを深堀しながら探る方法で、「私は〇○です」を思い当たるだけ書き出すことで、見えなかった自分が見えてくるという方法です。

また「自尊感情」については、謙遜を美徳とする日本人は、自己評価を控え目にしてしまう傾向にあり、自分が価値がある人間か?どうか?についての問いにはアメリカ人89%、中国人96%、日本人38%というデータがあります。
理想は60%はだそうですが、日本人はもっと自分に価値を感じて生きていくべきでしょうね。

さらに偽薬効果のフラシーボ効果や話を突然切り上げると予想外の展開にその話の内容や続きが記憶に深く沈着するツァイガルニック効果。

そして私も子供の頃に経験がありますが、テスト前に勉強してても自信がないことから周囲に「昨日、まったくべんきょうしてないょ~・・」という現象はセルフハンディキャッピングと呼ぶようです。

3.認知心理学

代表的で言葉は聞いたことがあるのが「メラビアンの法則」
これは見た目が大切という訳で、例えば講和者の話の内容は7%しか印象に残っておらず、話し方が38%、見た目が55%という割合で記憶に残るということです。

さらに、黄金比1:1.6 例えばクレジットカードの縦横比がこれに当たるそうですが、日本では白銀比と言って1:1.4でコピー用紙などがこれに当たります。

その他、最近では禁止されているサブリミナル(残像現象)効果やゴール前に辛かったことや感動がその全体のレースを印象付けるピークエンドの法則などがありました。

4.恋愛心理学

一番軽く読み飛ばした章でしたが、一番記憶に残ったパートでした。
つまり、それなりに経験してきたことだったからだと思います。

・吊り橋効果 ⇒ つり橋のように不安を感じる状態で告白すると成功率が高い

・ザイアンス効果 ⇒ 会えば会うだけ親近感が高まる

・ロミオとジュリエット効果 ⇒ 恋愛に障害があればあるだけ感情が高まる

・ゲレンデマジック⇒ スキー場で男性はかっこよく、女性はかわいく見える 

・暗闇効果 ⇒ 暗いところに男女がいると距離感がグゥーと縮まる

そしてご存知のミラーリング効果など、軽く読み飛ばした割にはしっかりと頭に入った章でした。

5.経済心理学

この章はマーケティングにも使えるし即、試したくなるような内容でした。

「端数効果」はご存知のように、2,000円よりは、1,980円の方は安く見えるということですが、海外は1,990であって、日本では8の末広がりでイチキュッパとここでも国の違いが表れています。

紙幣効果は、1,000円札や一万円札はくずすのに特に女性は抵抗感があるという、今度は男女の違い。

そして松竹梅の値段設定では真ん中を選ぶというこれまた代表的な事や10万円では高い思いながらも、5千円の20回での分割なら抵抗感がなくなるというマグニチュード効果などがありました。

6.その他(色彩・犯罪・発達心理学)

長くなってきましたので、手短に一例を紹介します

「色彩心理学」・・・黒の塊100グラムと白の塊187グラムが同じ重さに見えるという黒は重厚感があり金庫の色にも使われている(白い金庫はない)。

「犯罪心理学」・・・代表的なのがニューヨークの地下鉄のブロークンウィンドウで車内の落書きや壊れた窓を修繕したら犯罪が減ったというジュリアーニ市長の功績。

「発達心理学」・・・大人になりたくない、いつまでも子供のままでいたいといピーターパンシンドロームがこれにあたります。

私自身、今までどうしても読む本が、心理学系の本になりがちですが特に意識している訳ではありません。

これからAIが発達していけば、ますます人の言動には理由があるという心理学が注目されるのでしょうが、いつの日かこの心理学をもインプットされたAIが登場するかもでしょうが、できれば明るい未来を想像したいですね。

なぜなら、想像力こそが人間に与えられた最大の武器ですからね!

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