暑い日がつづけば、特に夏場はシャワーで、済ませがちです。
しかし、夏場の疲れが出やすい秋口には、ゆっくり湯船につかる温浴をお勧めします。
今回は、温泉のような薬理作用はないものの、湯船につかることでの温熱作用についてお伝え致します。

1.シャワーは洗体、入浴は洗体+疲労回復(リフレッシュ効果)
シャワーも、そしてお風呂に入るという行為も、一日の老廃物を洗い流し、スッキリすることにはかわりありません。
シャワーの場合は体表面の温度しか上がりません。
(シャワーを浴びる行為でカラダが赤くなるのは、体表面の毛細血管が拡張するからです)
一方、湯船に入ることで血液循環もよくなり酸素や栄養がカラダの隅々までいきわたり、 より新陳代謝が活発になりカラダの老廃物が洗い流されます。
つまり、疲れたカラダには老廃物がカラダの隅々にたっぷりあります。
その疲労物質が取り除かれるので、翌日にはしっかりカラダがリフレッシュできるというわけです。

2.温度帯に気おつけましょう
シャワーは熱いか?ぬるいか?ちょうどいいか?の大まか3段階ぐらいですが、湯船につかる温浴は、42℃で分かれます。
42℃以上の入浴を高温浴
42℃未満の入浴を温浴と定義してます。
高温浴=交感神経を刺激
温浴 =副交感神経を刺激します。
年齢が上がるごとに熱いお湯を好むようになりますが、37℃~40℃の温度帯での入浴をおすすめします。
最近の家庭のお風呂は温度設定ができますが、40℃といっても湯船の中は37℃~38℃ぐらいで実際に温度計を入れればわかるのですが、目安として2℃~3℃ぐらい低めであると意識しましょう。
特に銭湯などは、ほとんどが高温浴ですので、お金を払って入るからといって長湯は控えましょう。

3.ぬるめの刺激のすくない微温浴がお勧めです
ここまでくるとシャワーの洗体よりも、お風呂に入るという行為は、カラダの疲れをしっかりとり、リラックスした状態で睡眠につき、翌朝リフレッシュするということはご理解頂けましたでしょうか。
これから眠りにつこうという時は、ぬるめの温度帯で37℃~40℃の微温浴をおすすめ致します。