ラーメンファンの方
いや「つけ麺」ファンの方はご存じでしょう
ある意味、悲しいお知らせでしょうが
大勝軒(だいしょうけん)の創業者
山岸一雄さんが亡くなられました
享年80歳だそうです
思えば、自身がはじめて「つけ麺」を
食べたのも、大勝軒
在京時代にさんざん通ったのが、
職場近くにあった飯田橋の大勝軒でした
昼間の食事時にはいつもサラリーマンが
お店の外まで列をなす光景は今では
懐かしくも感じられます
当時の自分の休憩は夕方4時頃だったので
週に3回は大勝軒
並ばず食べれたのは遅いお昼の特典でした
決まって頼むのは
麺を湯で切ってある「あつ盛り」です
そしてその頃は、退職を決めており
夢なく、ただただ自身の歩んできた
スポーツクラブ時代を振り返りながら
ラーメンを食べるのが唯一の楽しみでも
ありました
休憩から帰ると周りから
「お昼、どこで食べたんですか?」
と聞かれれば
「大勝軒」
「ホント、好きですネ~」とか
「飽きませんか?」
「ラーメンばっかりじゃ、カラダに良くないですょ」
など
自分にとっては一切関係なしの
ノープロブラム
問題なしだったんです
何故?
それは
自分のすごしてきたセントラルスポーツ時代を
振り返りながら、特上のつけ麺を頂く
今思えば、ホント贅沢な時間だったからです
この度の、つけ麺のそして大勝軒の
創業者「山岸一雄」さんのご冥福に
自身と同じような人生のワンシーンを
重ね合わせた方も多くいらっしゃる筈です
このような言葉があります
人は死しても
「子孫に美田を残さず、思想を残す」
と西郷隆盛さんの言葉だそうです
同じ言葉をかりれば
「人の心に味を残した」のは
大勝軒の山岸一雄さんかもしれません
亡くなられても、その味は自分の記憶から
無くなることはありません
多分、永久に
会社を辞めることを決めていた自分に
唯一の楽しみを与えてくれた
山岸さんと大勝軒のつけ麺の味に
心から感謝をしてます
でも、不思議なモノです
こうしてブログを書きながら
ついつい目頭があつくなります
涙もろくなりました・・・ネ
年もとった証拠かもしれません
山岸さん
ほんとうにありがとうございました
そして
心からご冥福をお祈り致します