お風呂で長湯すると何故、手足がふやけるのでしょうか?

少しずつ肌寒くなると、帰宅後のお風呂はありがたいものです。

シャワーやサウナと違ってカラダの芯まで温まるお風呂。
しかし、ついつい長湯をすると手足などふやけてしまうのは、何故でしょうか?

温泉なら、ふやけることは起こらないのでしょうか?

これから寒くなるにつれてのお風呂と上手な付き合い方を県内唯一人の温泉利用指導者である私、吉本がお伝えさせて頂きます。

1.ふやけるのは、浸透圧が原因です

例えば、濃度の高い食塩水と薄い食塩水を半透膜で遮った場合、二つの濃度の違う食塩水は同じ濃度を保とうと、低い方から高い方へと水の流れが起こり、高い方の塩分は水により薄まり両方の濃度は等しくなります。

A(高い塩分) B(薄い塩分) の場合 A ⇦水分 ⇦B その後 A=塩分濃度=B

2.お風呂のお湯と肌内の水分の関係

水道水と肌の水分の塩分濃度の関係は、 水道水<肌の水分 となります。

ご存知のように、等張食塩水や生理食塩水といって、体液と同じ濃度の食塩水(塩化ナトリウム水溶液)があります。

例えば、この等張食塩水と普通の水道水を半透膜で仕切った場合、先ほどのA(高濃度)にB(低濃度)に水分の移動が起きます。

つまりAの高濃度は体液であり、Bの低濃度は水道水と考えればわかりやすいです。

なので、お風呂に長く入ると浸透圧現象により、低濃度(低張性)水道水の水分が高濃度(高張性)の肌の角質へ取り込まれ、肌がふやけるという現象が起きます。

3.ふやけない為には、どうすればいいのでしょうか?

単純です 「長湯をしないこと」です

と、これが正解なのですが、寒くなればなるだけついつい長湯となってしまいます。

ですので、先ほどの浸透圧の理屈から、お風呂の塩分濃度を体液と同じ濃さにすればいい訳です。

ではどうするのか?

家庭の浴槽ならば、大さじ一杯の塩(あら塩)を入れればいいのです。
専用のバスソルトもありますし、そちらもお勧めです。

〖お風呂にあら塩(天然塩)大さじ一杯いれる〗
・ふやけ防止
・風呂上がりの肌に薄い皮膜をつくり、保温効果を高める。
・清めの効果

【注意】
・皮膚に傷がある場合は控える
・風呂が循環式の場合は、いためる恐れがある。

※ なお温泉の場合は、温泉の成分が体液と等張の場合が多くふやけることは少ないですが、長湯は控えましょう


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