現代人における最も簡単なストレス解消法とは?

先日の日本温泉入浴指導者協会の設立総会で、温泉療法医の最高権威である植田理彦(みちひこ)先生の言葉

「これだけストレスの多い現代社会において、入浴が最も簡単なストレス解消方法である」

なるほど
食べたり飲んだりのストレス解消方法もあるが、お金がかかりますよね
(― ―;)

スポーツによるストレス解消法(ストレスを運動することで消費、つまりストレスのエネルギーを運動のエネルギーで相殺することが1つ目
そして2つ目は運動することでカラダの身体的機能を高めストレスの受容量を大きくする)などもあるが、長続きしないことが問題
(― ―;)

となると一日三食のように一日一風呂は生活の一部なので、これを欠かさないことがストレス解消法に役立つし最も簡単とはまさにその通りです

そして、それでも耐えきれないストレスにおいては、植田先生曰く「転地療法」であるとおっしゃられます

つまり、今住んでいる所から温泉地へ転地することで、温泉地での地の美味しいものを食べ土地のエネルギーを充電し、また温泉地の気候や川のせせらぎなど自然で身も心も解放されているところへ、その土地の環境の変化が刺激となりカラダ全体の調子が整うことを転地と言われてます

なるほど、温泉地には温泉の泉質以外にも、心やカラダを癒す要素がいろいろあるということですね

言われてみれば当たり前のことも植田先生が言われると腑に落ちます

植田先生


寒い時にこそ、おすすめのお湯

例年になく寒い日が続く・・・・

しかし人は仕事でストレスを感じたり紅葉シーズン、そしてこの冬場の寒い時には温泉が恋しいものです

以前、泉質には11種類あり・・・とお伝えしたが、はたしてどの泉質が寒い時つまり温まるには最適なのでしょうか????

温泉自体はどの泉質でもカラダを芯から温める作用があるものの、やっぱり「熱の湯」と呼ばれる「塩化物泉(食塩泉)」が一番です

よく風呂上がりにかけ湯をするな!と言われますが、これは塩分がカラダの皮膚の表面に被膜をつくります
簡単に言えばサランラップに包まれているような感じで保温効果が高まります

なので、この被膜を湯あがりに流さないように!ということでかけ湯(あがり湯)をするなということですね

あと、この塩化物泉(食塩泉)の特徴は循環式の湯船でもその効果が掛け流しとほとんど変わらないのも嬉しいことです
海の近くに多い温泉ですので、ぜひ寒い日にはお勧めですょ

草津湯畑


ヒートショック

冬場になると目にするのが、いわゆる温浴時(家庭の風呂も含む)の事故である

いわゆる脱衣場と浴室内の寒暖差や外で冷え切ったカラダを湯船のなかで一気に温めることで血管の凝縮と拡張が短時間に起こり、それが原因で老化した脳血管などが破れ最悪の場合には死に至ることがあるこの現象のことを指している

本来は温泉の楽しさや様々な温泉地の紹介をしていくべき趣旨のコラムだが、正しい温泉の入り方や安全管理なども我々温泉利用指導者の役割でもある。
なのでとくに早くから寒い今年の冬だからこそ注意を促しておきたい

温泉の吐出

さて、この事故を未然に防ぐには2つの方法がある。
その一つ目は脱衣場と浴室の寒暖差を少なくすることである

家庭なら湯船にお湯をためるときシャワーで浴室内を暖めるなども推奨されているが、温泉地では十分なかかり湯をして入浴してもらいたい

そしてこの次の2つ目がなかなか知られてないところで、入浴すると血管が拡張し、血圧が下がるがそれと同時に知られてないのが血中に老廃物がでることで梗塞(血管がつまる)が起こり、意識がなくなり、溺死を引き起こしている

楽しい温泉が悲しい事故の現場になるのことはぜひとも避けたい!

これを未然に防ぐには、ズバリ入浴前の「水分補給」

健康 飲む

コップ半分でもいいので、かならず入浴前後の水分補給はこまめに行って頂きたい


お寺に見る温泉の歴史

先日、3件のお寺に赴いた
どの建物も歴史を感じさせる立派なものだった

ところで、温泉とお寺の深い関係をご存じでしょうか?

温泉の始まりは、実はお寺で仏像をお湯で洗うことに始まりがあるといわれています
奈良時代の仏教伝来より、仏像を洗ったお湯を利用しての入浴「施浴(せよく)」が始まりだそうです

そして平安時代に僧侶の湯治が始まり、そのご江戸時代に兵庫県の城崎に実験場がつくられ身体を温める温熱効果が研究されと歴史は続いていきます

いまでも同じく兵庫県の有馬温泉にはお寺の窓枠(釣鐘状の枠)をモチーフにあしらったつくりの温泉があるように、実は温泉とお寺古くから関わりがあったようですね

お寺


静水圧効果

温泉を語るにまず言われるのが泉質
でも、温泉のチカラとして一番効果が高いであろうことが「温熱効果」ということはあまり知られてないようです。

温熱効果の次に出てくるのが、静水圧ということでよく言う「半身浴」がキーワードです。
つまり、簡単に言えば水圧により、カラダの循環(血液やリンパ液)がよくなるということで新陳代謝やデトックス作用を促すなどなど

家庭のお風呂でもできる半身浴 試してみる価値ありだとおもいますょ

静水圧効果

 


小瀬川(おぜがわ)温泉を訪ねてみる

国道186号線は、まさに紅葉ロード今時分が見ごろである

そんな紅葉の時期に訪ねてみたいのが、小瀬川温泉
うたい文句はラドン含有量162マッヘ

ラジウムの含有量を表す単位だが、最近の原発事故でよく言われるベクレルの方が聞きなれているので、今一つわかりづらい単位ではある

さて、そのラドン含有量よりも、この温泉のロケーションとその周辺がなんとも落ち着いたお勧めの環境である
近くに喫茶もいくつか点在し、道の駅スパ羅漢(らかん)も近い
西の軽井沢とも呼ばれ、夏の避暑にもよさそうだ

温泉の効能にプラス自然のナチュラルパワーでしっかり充電できそうである
飲泉も可能で、温泉には必要なアイテムもしっかり揃っている

小瀬川温泉


あなたは温泉好きですか? 嫌いですか?

この質問は、ほとんどの人がYESのはず。
同じように、温泉をカレーライスに置き換えても、ほぼ同じ回答になります。

つまり、日本人は温泉好きであるのは、疑う余地もありませんが、そもそも温泉と一言で言い切っている部分を細かく、例えばその基準や効能(チョッと硬い)も含めた利用方法などお伝えできればと思ってます。

温泉に入ると心が休まりカラダが癒されるのは現代医学でも認められているところです。
しかし温泉は医学と違って直接、病巣に直接治療や投薬を施すのではなく、人間本来が持っている治す力=自然治癒力を高める点にあります。

その引き出す為には、温泉の泉質もさることながら、周囲環境や地の食材、そして温熱効果や浮力、静水圧効果さらに自身の温泉体験談として、近隣の温泉の紹介も含めたいと思ってます。

温泉利用指導者の支配人吉本が、本気でお伝えしたい温泉の魅力
ぜひ、これからもお付き合い下さい