水難事故のニュースから入浴時の事故との共通性を考える

夏場に必ずといっていほど報道される水難事故。

毎年、海や川での水辺の事故は後を絶ちません。

その一方、入浴中の事故者数もなかなか減らず、我々温泉利用に関わる者としても、健康増進と同様に利用者の安全確保はこれからも変わらぬ課題であることは間違いありません。

今日は水辺の事故と入浴中の事故との共通性とそしてその対策をお伝えしていきます。

1.水辺の事故も入浴中の事故も共通しているのは溺れるということです

例えば海の場合、離岸流という沖に向かって流され体力を失い溺れてしまうことがあげられます。

一方、入浴中の場合は、意識を失いそのまま、わずか200L程の湯船のお湯で溺れてしまう・・・

つまり、体力を失う、意識を失うとう双方に違いがあっても結果は溺死ということになります。

2.入浴中の事故死の現状

毎年、1年間での入浴中の事故者数(死者)は、約19,000人と言われてます。

この数は交通事故で命を落とす方の約4倍、さらには先ほどの数字19,000人中、65歳以上が14,000人近くいらっしゃることを考えれば、いかに高齢者の入浴中の事故を減らすか?が大事になってきます。

3.入浴中の事故を未然に防ぐために実施して頂きたいこと

3つあります

・入浴前の水分補給

・必ずかかり湯をして、お湯の温度に慣れる

・脱衣場所と浴室内の寒暖差に気おつける(特に冬場)

3つ目は、この時期において重要度は薄いにしろ、「水分補給」と「かかり湯」はぜひとも気に留めておいて欲しいところです。

健康の為の温泉が、時として不幸な結果を招かない為にもくれぐれも入浴前の水分補給はお忘れなく。

そして東大の武藤教授が言われていた言葉がいつも私の頭にあります

それは

「たった一杯の水で脳梗塞が防げるなら、こんなに安い薬はない」

名言だと思います。

そしてたまに耳にする言葉でもありますが、「ビールを飲んで水分補給をしているので俺は大丈夫!」

健康意識の高い皆さんにはお判りでしょうが、×××です。

アルコールは利尿作用を生じさせるので、身体は軽い脱水症状を起こします。

くれぐれも温泉同様、たのしいお酒が悲しい結果を引き起こさない様、水分補給はお忘れなくどうぞ。


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