村重酒蔵の超軟水と硬水を使い分ける酒造りの二刀流法

今月の9月28日(土)に行われる日本酒と和食のマリアージュで様々なお酒を振る舞って頂く村重酒蔵さんを何回かに分けて、シリーズで紹介していきます。

今回は、酒造りのベースとなる「水」のご紹介です

1.もともと硬水の方を各蔵、お酒を仕込む際に使っていました

いわゆるお酒を仕込む際の、仕込み水です

酒造りに欠かせない水は、ミネラル分が豊富な硬水の方が、水の中に栄養分が多い関係で醗酵(はっこう)が進みやすいのです。

醸造の過程で失敗が少なく、もともとはこの硬水を使っての酒造りが主だったようです。

もちろん、村重酒蔵さんでも、錦川の伏流水である「観音井戸」から硬水を使用します。

そして岩国5蔵の中でも、もっともズッシリ感のある、重厚な、ボクシングで言えばボディーブローのような、オールド日本酒ファンにはうれしいお酒が生まれてくるわけです。

2.超軟水をつかった酒造り 

前述したように、ミネラル分が豊富ということは、醗酵する過程での栄養分が豊富という訳で、酒造りがし易い訳です。

なので、古くからの酒造りの歴史を聞くと、硬水を使っての造りが先行していく中で、広島の西条において、この軟水を使った製法が始まり広まっていきました。

今ではこの西条を酒都(しゅと)と呼ぶ人さえいます。

村重酒蔵ではもちろんこの超軟水を使った酒造りに取り組んでいらっしゃいます。

さらには一般の方にも、この超軟水を汲んでいただけるよう井戸を常時開放し、日々多くの方が水を汲みに集まり、地域との密着をはかっていらっしゃいます。

この井戸は厳流(がんりゅう)井戸とよばれ、名前のイメージと異なり、水は超軟水です。

甘口の芳醇なお酒を醸し出す仕込み水として酒造りにも地域住民の方にも利用されています。


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