日本の温泉の歴史をひも解いてみる  (その1)

古きを訪ねて新しきを知る

新湯治(現代版湯治スタイル)といいながらも、やはり温泉の歴史は押さえておきたいものです。

本日は、そもそも温泉の歴史とはいつ頃より始まったのか?についてのお話です。

1.日本最古の温泉は、道後温泉となってます。(古事記より)

日本三古湯と呼ばれる、有馬温泉(兵庫県)、道後温泉(愛媛県)、南紀白浜温泉(和歌山県)の3つが日本書記や古事記に記載されてます。

ちなみにそれぞれの開湯は
712年 道後温泉(古事記に記載)
720年 有馬温泉(日本書記)
720年 白浜温泉( 〃  ) となってます。

その他、同じ中国地方では出雲の国風土記に記載のある玉造温泉(島根県)も古い歴史を持つようです。

2.奈良時代から室町時代まで

温泉の歴史の中で、その広がるきっかけとなったのが、奈良時代の仏教伝来です。

当時、お寺の僧侶が仏像をお湯で洗っており、そのお湯で住民に入浴を勧め、布教をした「施浴(せよく)」というのが、温浴が広まり始めです。

さらに、平安時代においては、僧侶の間で湯治が盛んになりました。

そして、室町時代においては、温泉地が遊興の場となり、湯治という側面だけでなく社交場的な役割もはたすようになってきました。

3.江戸時代から明治時代

江戸時代になると庶民の間に浸透していっただけでなく、温泉がカラダにいいということで、民間伝来の温泉効果を調べる為に、兵庫県城崎温泉に温泉の実験所ができ、より健康増進や疾病予防、また今で言う療養や保養に温泉が医学的に活用され始めた時です。

そして明治時代にはいり、文明開化の幕開けとともにベルツ博士が来日し、国も日本鉱泉誌を明治19年に編さんしました。

どんどん温泉が保養、医療、療養と幅広く使われ始めましたが、温泉での湯治文化に影を落とす事が海外から入ってくるわけです。

4.西洋医学の到来による湯治の衰退

ご存知のように、診断で病名をつけ薬を処方し回復を試みる西洋医学が入ってきてから、日本古来の温泉を使った療養(いわゆる湯治)は、衰退していきます。

一週間から一ヶ月の湯治期間に対し、飲めば即、その効果が表れる西洋医学との違いは明らかでした。

近代、湯治は衰退の道に、かたや西洋医学は、どんどん広まるキッカケとなった時代が明治時代です。

※ ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました。
書いていても思ったより長くなってしまいましたので、ここで区切らせて頂きます。

続きは明日、9月29日(日)のブログでお伝えさせて頂きます。


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