今週の一冊「嫌われる勇気(アドラー心理学)」より

先々週から、一週間に3冊を自身に課せて読書をしてます。

読書習慣がない自分にとっては、最初は苦痛で今でも少し抵抗はありましたが、なんとかクリアできるようになってきました。

ただ読んでいるだけでなくインプットそしてアウトプットということで、そして又読書の秋でもあります。

一週間で読んだ3冊の本の中より印象に残った1冊のご紹介と所感をお伝えさせて頂きます。

1.注目される心理学のトラウマを否定し、原因論から目的論を唱えてます

心理学の三大巨頭といわれるその一人「アルフレッド・アドラー」
その教えを哲人と青年の会話で内容を説いていってます。

青年が哲人の話に異論を唱えると、それをアドラーの教えで諭(さと)していくという流れです。

ミリオンベストセラーなので、今さらながらその詳細を語るまでもありませんが、読んでいてまず衝撃だったのが「過去があって現在があるという原因論でなく、未来にこうありたいという気持ちがあるから、今の自分の言動がある」と言ってます。

うぅ・・・ 何のこと??となってしまいます。
心理学は難しい・・・となってしまいますが、この本の面白いところは哲人と青年の問答で進められていることです。

青年は「いじめにあった引きこもりの少女」を例をあげます。
それは、過去にいじめられたので学校や外にでれば、またいじめられるという過去の経験がトラウマとなって外出できないのだ、だから過去が現在に影響をおよぼすのだと。

しかし哲人は全く違った解釈を伝えます。
それは外出しないで家にこもっていれば、親や学校の先生は心配をしてくれるが、いったん家の外の出てしまえば誰も自分のことを心配、つまり注目してくれなくなる状況(未来)があるので、だからその少女は引きこもっているのだと青年に伝えます。

つまり未来があっての現在の言動があるというのが目的論となります。

2.すべての人間の悩みは対人関係にある

なるほど!とわかるような気がします。

が、これをアドラー心理学では「課題の分離」「承認要求」と言ってます
それがどういうことか?をまた青年と哲人の会話で始まります。

青年は言います。
「自分はいい学校に入りたい」と。

しかし哲人は「それは何故か?」を問います。

青年は「いい学校に入って親を安心させたい」と
何故なら、小さい頃から親に「いい大学に行って、いい仕事に就きなさい」といわれてきたのでと答えてます。

ここで、勉強するのは子供(青年)自身の問題(課題)ですが、その勉強するという課題に親が「勉強しなさい」と介入していることがそもそもの問題だと哲人は言います。

勉強しなくても困るのは本人(青年)自身であり、親はそのことで困らない。
さらに青年は、いい学校に入り親を安心させたいということは、親の期待に応え「自分は頑張った」そして親に「よくやったね」と承認してもらいたい承認要求の為に勉強をする。

つまり親の為に勉強する時点で、自分の人生ではなく他人の人生を歩んでいるのだと青年に説きます。

このような他人の人生を生きるような生き方をしている人が、自分の思うような生き方ができずに悩むということで自分と他人との課題をきちん分けれないことに問題が発生し、双方がそれぞれの課題に介入し無いよう伝えてます。

3.人生における幸福とは他者貢献であり、共同体感覚である

先ほどの承認要求と似て似ざるものかもしれませんが、人は他人の役に立った時自分の存在価値を感じ、幸福感を持てるといってます。

勉強して親の期待に応えることと似てるようですが、いい大学に入ることでは、他人を幸せにすることはできません。

それよりは、大学に入って最高府の学びを得て、それを自身の組織や地域、もっと言えば家族や自分自身に還元し、喜んでもらうことで幸せを感じることができるということです。

承認は認められたい 貢献は信頼の上に成り立つと哲人は青年に説いていますが、大分長くなってきたので割愛いたします。

そして課題の分離からスタートして、人はすべて横の関係の「共同体感覚」が大事といってますが、ここは私、吉本なりの解釈でいうとチャップリンのモダンタイムを思い出しました次第です。

つまりあの映画は、文明社会において個人の尊厳が失われ、機械の一部の歯車となってしまうネガティブを喜劇で表現してました。

しかし、この嫌われる勇気(アドラー心理学)では、その歯車になりなさい。
その歯車が一つでも欠ければ、機械(=世の中)は動かないという解釈です。

見方を変えるだけで自分の立ち位置や存在理由が見えてくることを教えてくれました。

もっとお伝えしたことも書かれていましたが、印象に残ったところをピックアップしてお伝えさせて頂きました。

また、来週に新しく読んだ一冊をご紹介したいと思います。


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